当院では、米国ウルトラデント社のオパールエッセンス ブースト(Opalescence Boost)を使用しています。日本では2018年に発売され、世界中の歯科医院で広く使われているオフィスホワイトニング材です。
一般的なオフィスホワイトニングは、薬剤を塗布した後にLEDライトなどの光を照射して薬剤の働きを促進します。一方、オパールエッセンス ブーストは過酸化水素35%という高濃度の薬剤を使っているため、光照射が不要です。これにはいくつかメリットがあります。
歯の色は、加齢や毎日の食事の積み重ねで、少しずつ変化していくものです。コーヒーや紅茶、ワインといった日常的に口にするものの色素が長い時間をかけて歯に蓄積していき、自分でも気づかないうちに黄ばみとして表れてきます。
ただ、いざ白くしようと思っても、市販のホワイトニンググッズやサロンなどがいろいろあって、何を選べばいいのかわかりにくいという声もよく耳にします。
当院では、医療機関でしか扱えない薬剤を使った「医療ホワイトニング」を行っています。歯の表面を磨くのではなく、内部まで浸透させて色そのものを変えていく治療です。
ホワイトニングと一口に言っても、実は大きく二種類に分かれます。歯科医院などの医療機関で行う「医療ホワイトニング」と、ホワイトニングサロンやご自宅で行う「セルフホワイトニング」です。名前は似ていますが、根本的に異なるものです。
医療ホワイトニングで使うのは、過酸化水素や過酸化尿素を主成分とするジェルです。これらの成分はエナメル質を通過して歯の内部まで浸透し、沈着した色素そのものを分解します。
歯の表面の汚れを落としているのではなく、歯の内側から色を変えていく治療です。なお、失活歯(神経を取った歯)を内部から白くするウォーキングブリーチとは別の治療になります。
この薬剤は医療機関でしか取り扱えません。歯科医師の診断のもと、お口の状態を確認した上で使用できるものです。
一方、ホワイトニングサロンや市販グッズによるセルフホワイトニングは、医療行為ではないため過酸化水素や過酸化尿素を使うことができません。
使われるのは化粧品に分類される成分で、できることは歯の表面についた着色汚れを落とすことに限られます。
コーヒーやお茶でついた表面の汚れは落とせても、加齢や遺伝による歯本来の色を変えることは構造上できません。サロンで「白くなった気がする」と感じるのは、表面の汚れが取れて本来の歯の色に戻ったから、というのが正確な説明です。
歯の黄ばみの正体は、歯の内部に沈着した色素です。
歯はエナメル質という硬い組織で覆われていますが、その内側には象牙質という、もともと黄色味を帯びた組織があります。
年齢を重ねるとエナメル質が薄くなり、象牙質の色がより透けて見えるようになります。これが「年を取ると歯が黄ばんでくる」と感じる主な理由のひとつです。
加えて、コーヒー・紅茶・ワイン・カレーなどの色素も少しずつ歯の内部に入り込み、沈着していきます。
医療ホワイトニングで使う薬剤(過酸化水素・過酸化尿素)は、エナメル質を通過して歯の内部に浸透し、沈着している色素分子を分解します。
歯の構造を削ったり傷つけたりするのではなく、色素だけを選択的に分解するため、歯にダメージを与えずに白くできるというのが大きなポイントです。
医療ホワイトニングには、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅で行う「ホームホワイトニング」の二つがあります。
当院では、米国ウルトラデント社のオパールエッセンス ブースト(Opalescence Boost)を使用しています。日本では2018年に発売され、世界中の歯科医院で広く使われているオフィスホワイトニング材です。
一般的なオフィスホワイトニングは、薬剤を塗布した後にLEDライトなどの光を照射して薬剤の働きを促進します。一方、オパールエッセンス ブーストは過酸化水素35%という高濃度の薬剤を使っているため、光照射が不要です。これにはいくつかメリットがあります。
「来月のイベントまでに白くしたい」「短期間で効果を実感したい」という方に向いています。施術直後の白さは時間とともに少し落ち着く場合があるため、長期的な白さを保ちたい場合はホームホワイトニングとの併用がおすすめです。
患者様お一人おひとりのお口に合わせて作製した専用マウストレーに、ホワイトニングジェルを入れて装着していただく方法です。
ホームホワイトニングは効果が出るまでに時間はかかりますが、低濃度の薬剤でじっくり浸透させるため、白さが長持ちしやすいという利点があります。ご自身のペースで進められるので、忙しい方にも向いています。
過酸化水素6%(過酸化尿素約17%相当)を使用。1日60〜90分、10日間が標準的な使用期間です。
過酸化尿素10%を使用。1日最長120分、14日間が標準的な使用期間です。
オフィスとホームを併用する方法をデュアルホワイトニングと呼びます。
オフィスで一気に白さを引き上げ、ホームで白さを長く保つ。それぞれのいいとこ取りができる方法で、しっかり白くしたい方にはこの組み合わせをおすすめしています。
ホワイトニング直後はエナメル質の表面が一時的にデリケートな状態になっています。
ホワイトニング中または直後に、歯がしみるような感覚が出ることがあります。
多くは一時的で、オフィスホワイトニングなら24時間以内、ホームホワイトニングなら4時間以内におさまるケースがほとんどです。症状が長引く場合は遠慮なくご相談ください。
ホワイトニング後に歯の表面にうっすらと白い縞や斑点が見えることがあります(ホワイトバンド・ホワイトスポット)。
これは歯の内部の脱水によるもので、ホワイトニングを継続することで次第に目立たなくなりますので、過度にご心配いただく必要はありません。
医療ホワイトニングが作用するのは天然の歯のみです。レジン・セラミック・銀歯などの人工物の色は変わりません。
前歯に古い詰め物がある場合、ホワイトニング後に天然歯との色の差が目立つことがあります。その場合はホワイトニング後に詰め物をやり替えることで自然な仕上がりに整えられます。
以下に該当する方は受けていただくことができません。
また、虫歯・強い知覚過敏・重度の歯周病がある場合は、先に治療を行ってからホワイトニングに進む必要があります。
ホワイトニング中や直後に、歯がしみるような感覚が出ることがあります。多くは一時的なもので、しばらくすると自然におさまります。
当院で使用しているオパールエッセンス ブーストは20%以上の水分を含む処方で、歯の脱水が起きにくく、しみにくいという特徴があります。痛みが続く場合は、薬剤の濃度や使用時間を調整して対応できますので、遠慮なくご相談ください。
個人差が大きい部分ですが、おおむね半年から1年程度で少しずつ色が戻ってくる方が多いです。
コーヒーや赤ワインを日常的に摂る方、喫煙される方は戻りが早くなる傾向があります。定期的にタッチアップ(追加のホワイトニング)を行うことで、白さを長く保つことが可能です。
セルフホワイトニングは歯の表面の汚れを落とすことが中心で、歯そのものの色を変えることはできません。
歯の内部の色まで明るくしたい場合は、医療機関でのホワイトニングが必要です。お口の状態を拝見した上で、適した方法をご提案します。
医療ホワイトニングで使う薬剤は、色素のみを分解する作用を持ち、歯の構造そのものを削ったり傷つけたりするものではありません。
歯科医師の管理のもとで適切な濃度と時間で行えば、安全性の高い治療です。むしろ近年は、虫歯予防や歯周病予防の可能性が報告されているほどです。
ワイヤー矯正中は装置のある部分が白くならないため、原則として矯正終了後をお勧めしています。
マウスピース型矯正の場合は併用できるケースもありますので、まずはお口の状態を診させてください。